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スライドバー(バリ島発) [楽器・機材]

この可愛い一団、ボトルネック奏法で使うスライドバーである。ボトルネック奏法のバーは、その名の通り、様々なボトルのネックを胴体に近い部分で切り取って使うのが本式ではあるが、既製品としてガラスの筒状のものや金属の筒状のものが売られており、形状も理にかなっており、これらを使用するのが一般的である。

IMG_0729.JPG

で、このスライドバー、お気づきの通り陶器製なのである。

実はこのスライドバー、バリ島に窯を構える陶芸作家、杉本真理子氏の「作品」である。(「製品」ではない)
先日、バリで杉本真理子氏にお会いする機会があり、お願いして譲っていただいた。当然、一点もの。実際に使ってみた感想だが・・・

適度な厚みがありながらも思った程重くなく、実に使いやすい。なによりも市販品のスライドバーと決定的に異なるのは、内側には釉薬が塗っていない「素焼き」の状態なので、指に「馴染む」ことだ。これは非常にポイントが高い。
音質面においては、金属製のバーなどと異なり、あのいやらしいギラギラ感が少なく、無駄な音が出にくい。音色にも艶がある。これはオススメである。が、当然一点ものの「作品」であるので、彼女のギャラリーに行っても購入できるかどうかは定かではない。が、興味があるギタリストはバリに行った際は足を運ぶ価値があると思う。もしかしたら作り置きのものがあるかもしれないし、お願いすれば指に合わせてオーダーで作ってくれるかも。値段は・・・知りません(笑)。


FB上ではGallery &Studio Setiaで検索するとギャラリーのページが見つかります。

本人から頂いた略歴は以下。

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杉本 真理子 陶芸家。愛知県瀬戸市の窯元で5年修行の後独立。個展で作品を発表する傍らバリ島でバリ絵画を習う。バリへ通っているうちにウブドに窯を持ち、店を開いて作陶を始める。ジャカルタのロックバンドslankと知り合い、バンドのキャラクターグッズを依頼される。彼らのツアーに同行するうちにインドネシアロックに目覚める。いくつかのバンドのグッズを手がけているうちにあるギタリストから陶製スライドバーの注文を受ける。面白そうだから作り始めたら他からも依頼が来て現在インドネシアの3人のギタリストのスライドバーをオーダーメイドで作っています。ドブロ用、アコギ用、と少しづつ勉強中。でもこれはあくまでも趣味。本業の方はホテルやレストランからの依頼で食器などを普通に作っています。

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実はこれらのスライドバーを頂戴した際、軽々しくも実際に使用している動画をネット上にUPする、という約束をしてしまった。が、俺は人様に誇示できる程、ボトルネック奏法に長けていないのだよなぁ・・・うーむ、困った(笑)
 
 
 
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